2035年に向けて日本の自動車もEV化が進む。それによりエンジン本体・点火系・吸排気系・燃料系・駆動系など多くの部品が不要となる。ボディもかなり簡素化される。経産省は部品数が3万点から大幅に減り、EV部品2000点が増え、計2万点になると発表している。
これまでガソリンエンジンを前提とした部品のメーカーはその仕事が消滅する。新たに、eAxcelや二次電池、E/Eアーキテクチャーなどを開発・製造できればよいが、それは不可能に近い。多くの生き残り戦略が思いついても、従来の規模(売上高、生産規模、従業員数)をそのまま維持するのは困難である。
「国内外の市場の動向を調べ、自社の強みを見つけ、あるいは補強して、新しい分野・製品・市場を見つける」戦略をぜひ採用すべきである。
ニュートンズアイでは、多くの自動車業界の長年の技術的経験や知見をもとに、OEMや部品メーカー、そして関連企業に対し、EV化に対する生き残り戦略の伴走型指導を具体的に行っている。ぜひ、生き残りプロジェクトの調査・戦略策定段階から参加したい。2024年、2025年が勝負である。まだ、余力があるうちに声を掛けて頂きたい。